Ｗ杯日本代表総評 -４年間の夢 -

さて、奇跡は起きなかったわけですが、夢は見れましたね、１２分間。

今更総評と言うわけではないですが、
戦術の敗因等は既に各方面のメディアで論争されていますのここでは言わない事にしますが、
感想として、「結局間の抜けたチームだったなぁ」という思いです。

本当に闘ってたのはピッチの数選手とベンチの数選手。
一番酷いのは負けてもベンチでヘラヘラしていた選手。

あの舞台はカズや木村和司等、偉大な往年の先人達が夢見た舞台だということを分かって欲しかった。
そして彼らが挑戦し続け、切り開いたが故の舞台だと言うことも…。
夢破れて選ばれなかった選手、選ばれても直前の怪我でリタイアを余儀なくされた選手、
夢半ばで挫折した多くのフットボーラー達、果ては一生懸命応援していたサポーターの事も考えて欲しかった。
自分達はその代表なのだという気持ちが見えなかった…。

今となっては全てが夢物語だったのだと自分に言い聞かせています。
４年前、自分はジーコに夢を見たので、今回のジーコの戦術には疑問は残れど、
不満はありません。
ホームアドバンテージも、魔術的戦術も無く、『裸の状態』で世界とのガチンコに挑戦して、
日本の実力を丸裸にしてくれた事がせめてもの救いだったと思いますね、私は。

儚い夢を見た４年間。悪夢を見た6分間、淡く、そして甘い夢を見た１２分間の物語 -

それが今回のドイツ大会だったのかな、と私は思います。

さて、これからまた新たな４年間が始まるのですが、今後は『夢』ではなく、
現実的な目標にして応援して行きたいものですね。

ワールドカップはまだ続いています。
と言うか架橋で、一番面白いところですが。
今は日本代表のサポーターから、いちサッカーファンに戻っております。

さぁ、残りのお祭り、もとい、世紀の大勝負を愉しみましょう。

＜スナフキン＞