孤高のダーティーヒーロー

私は幼少時、ダーティーヒーローに憧れる子供でした。
今でもどちらかというと主人公よりも、主人公のライバルだったり、
はたまた元々は悪の組織(敵側)から寝返ったようなキャラクターが好きだったりします。

【完全な善】よりも【不完全な善】に惹かれるのもまた事実。

だからでしょうか、
・仮面ライダー(元々はショッカーの改造人間　バッタ男)
・デビルマン（♪裏切り者の名を受けて♪）
・某サイヤ人の王子（最初は敵でしたね）
なんかにかなり憧れたものでした。
そんなこんなで、大人になると以前ココに書いたように
近所の子供たちにマフィアに間違われる様な風貌になってしまいました。
まぁ確実に【完全な善】ではありませんね。

善であるように心がけてはいますけど・・・・。

さて、そんな私、出勤時は黒のヘルメットに黒のバイクで、
陽射しが強いと黒いサングラスで颯爽と風の様に(?)出勤します。

そんなある日、いつもとは違う道を通りました（まぁ道を間違えただけですが・・・）。
細い小道で、前には子ども数人と恐らくそのご両親。

危ないので徐行しながら脇を抜けようとすると、
男の子の一人が突然私を見て猛ダッシュ。

「悪者がキタァ～～～！！」

と逃げ出します。
残りの子達も逃げ出します。

どうリアクション取っていいか分からない私。
まぁ悪ノリして「ぐへへぇぇえ～」とか良いながら追い掛け回して遊んであげるのも手ですが、
親御さんに通報されても困るし、どうしようかとコンマ5秒で考えた後、

Uターンしました。

イインデス、それでイインデス、悲しきダーティーヒーローですから・・・・・。

ウラギリモノノナヲウケテ。

＜店長＞